こんにちは、塾講師のはやてです。
中学校の定期テストで高得点を取るためには問題演習が欠かせません。
そのための第一候補となるのが、「教科書トレーニング」です。
よく似た教材に「教科書ワーク」がありますが、個人的には「教科書トレーニング」の方が問題量と種類が豊富で使いやすいと思っています。
↑のような書店でよく見かける教科書準拠の参考書ですね。
定期テストで点数を上げたり、日々の勉強の教材としてはもってこいなのですが、やみくもにやるだけでは高得点をあげられません。
この記事では、「教科書トレーニング」の正しい使い方を解説していきます。
Contents
教科書トレーニングはこんな人におすすめ
教科書トレーニングは他社の教科書準拠教材(教科書ワークなど)と比べて、問題のレベルが高めです。
問題の種類も多いため、教科書トレーニングを解ききることでテストに出題されるだいたいの問題パターンをカバーできます。
そのため、
- 定期テストで80点以上を目指している
- 普段の定期テストで50点以上は取れている
- ある程度の問題量をこなしたい
という人におすすめです。
教科書トレーニングは問題演習のみで使う!
教科書トレーニングには適度な量の問題が掲載されています。
つまり問題しか載っていないので、その単元の内容を理解しながら学ぶことには向いていません。
定期テストの勉強は、
- 教科書内容の理解を深める
- 理解した内容を問題を解きながら定着させる
- 問題を数多くとき、記憶の定着を図る
この3つを徹底することにより90点以上が狙えます。
※塾で行われているテスト対策も①〜③に沿って行われます。
教科書トレーニングは②と③の問題演習にとても効果的です。
完全教科書準拠の問題集なので、定期テスト対策には最適ですよ。
教科書トレーニングの正しい使い方
①まずは教科書内容の理解を終わらせる
教科書トレーニングをやる前に、必ず教科書内容をしっかり理解しましょう。
基礎があいまいの中問題演習をやってもあまり効果が得られません。
教科書と学校のノートをしっかり読んで復習するのがベストですが、それだけでは理解できない・集中できないこともあると思います。
そんな場合は「スタディサプリ」の定期テスト対策を受けてみることを強くお勧めします。

スタディサプリはタブレットやPCを使った映像授業で、月額1980円で受け放題。
実績多数の人気講師が実際の学校の教科書を使ってテスト対策授業をしてくれます。
クラスで使っている人も多いので、まずは無料体験から試してみましょう。
②書き込まずにノートに問題演習(1回目)
教科書内容を理解したら、教科書トレーニング(教科書ワーク)に取り掛かりましょう。
教科書トレーニングのメリットは、
- 適度な問題量
- 基礎から応用問題まで掲載されている
- 見やすいシンプルなデザイン
と言えます。
問題演習は反復が全てです。
教科書トレーニングには、基礎(60点ライン)から応用(100点ライン)までの問題があるので、まずは1回目は書き込まずにノートに解いてみましょう。
問題量自体はそこまで多くないので、集中してとけば1科目2〜3時間で終わりますよ。
解くタイミングは、日々の学校の授業を受けた後やテスト2週間前が良いですね。
③テスト直前にやり直す(2回目)
1回目が終わったらテスト直前期に必ず2回目をやりましょう。
2回目は書き込みで苦手な科目・苦手な単元を中心に問題演習を重ねます。
1回目よくできていた科目や単元はチャレンジ問題(応用問題)のみ解いてみると効果的。
理解→問題演習のサイクルが作れていれば、学校の定期テストで90点以上を現実的に狙えますよ。

教科書トレーニングは実技科目も役立ちます
実技科目はどうしても勉強が後回しになってしまいます。
ただ、多くの都道府県では内申点で5科目よりも重視されている傾向があります。

例えば、東京都は実技科目(副教科)の内申点が入試では2倍でカウントされます。
実技科目の教科書トレーニングも販売されているので、テスト直前の問題演習用に買っておいて損はないです。
実技科目の教科書トレーニングは1〜3年生まで1冊にまとめられているので、1回の購入で受験まで使えます。
実技科目で高得点を取って、高校入試を有利に進めましょう。
教科書トレーニングは通販で購入するべし
教科書トレーニングは市販されているので書店で購入できますが、個人的には楽天やアマゾンなどの通販で購入することをお勧めします。
学年・教科書・科目ごとに違う冊子になるので、書店だけだとすべてそろわないことが多々あります。
自分の地域の教科書会社をきっちり調べて購入ミスがないように気をつけましょう!
(まとめ)教科書トレーニングを使って高得点を取ろう
ここまで教科書トレーニングの使い方を紹介してきましたが、いかがでしたか。
教科書トレーニングはある程度わかっている内容を演習してこそ効果が出る教材です。
学校の授業やスタディサプリでしっかり理解した後に、どんどん活用していきましょう。
教科書トレーニングと似た教材に、「教科書ガイド」というものがあります。
こちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
