最大手リクルートが手がけ、新時代の映像授業として評価されつつある、『スタディサプリ』
大手教育系企業の学研が本気を出して世に輩出した、『学研プライムゼミ』
映像授業を効果的に使って、志望校合格を目指している高校生・浪人生にはどちらも選択肢に入ってくるはず。
では実際あなたにはどちらが最適なのか?
講師・授業料・講座内容・サポート体制の観点から、徹底的に違いを比較していきます。
Contents
第一回戦:比較①講師陣(スタディサプリVS学研プライムゼミ)
まず一番気になるのが講師陣。
ここでは、スタディサプリと学研プライムゼミの英語講師を比較することで明らかにしていきます。
スタディサプリの講師陣
スタディサプリの看板講師の関正生先生。
もともとは中堅の秀英予備校で講師をしていて、講座をひらけば即日締め切りの大人気講座を多数持っていました。
その後はスタディサプリに引き抜かれ、今では英語講師の気鋭の若手的存在です。
授業はかなりわかりやすく、英語の本質に立ち返って目から鱗の授業を展開します。
参考書も多く執筆し、彼の授業を本気で全て受ければ間違いなく偏差値は上がります。
このように、スタディサプリは若手気鋭の講師陣が多数在籍しています。
詳しくは以下の記事で紹介しています。

学研プライムゼミの講師陣
学研プライムゼミの看板講師の一人、英語科の竹岡広信先生。
竹岡先生はもともと関西の駿台予備学校で長年教えてきた講師で、NHKのプロフェッショナルにも出演している英語講師界の権威です。
私自身も彼の教え子ですが、授業のわかりやすさ・個性・ついていきたいと思える人間性の全てを兼ね備えていました。
スタディサプリの関先生は丸暗記を排して英語の本質を教える授業をしますが、むしろ竹岡先生がパイオニアの一人と言えます。
学研プライムゼミの講師は、三大予備校や東進衛星予備校で特に人気だったベテラン講師が多数在籍。
その中でも、トップレベル大学や医学部生を多数輩出してきた講座の担当講師ばかりです。
現時点で学力が高い、科目への強い関心がある人は本当にためになるはずです。
まとめ:講師比較
- 今伸びつつある気鋭の講師陣
- 授業のわかりやすさはトップクラス
- どのレベルの層の学生にも価値ある授業を展開する
- 有名予備校出身のベテランの権威のある講師陣
- 本質をついた上位生向けの授業を展開
- 個性的でハマれば成績が爆上がりすること間違いなし
スタディサプリの講師は万人受けするわかりやすい授業を展開。
学研プライムゼミの講師は個性が強く、トップレベルクラスの講座を担当する講師陣が在籍。
第二回戦:比較②授業料・料金(スタディサプリVS学研プライムゼミ)
スタディサプリの授業料
スタディサプリは月額980円(税別)で全ての授業を受け放題。
追加料金一切なしで、テキスト代は1講座1200円。
映像授業や予備校業界破格の価格体制で、コストパフォーマンスは最も高いです。
学研プライムゼミの授業料
学研プライムゼミの授業料はユニット制。
1ユニット=15560円で1ユニットごとに5回の授業があります。
1授業(90分)=15560÷5=3112円
当然5回の授業で成績が伸びるはずがありません。
各科目の難関大対策講座は1科目=12ユニットで構成されていることが多いので、1科目約20〜30万円かかります。
三大予備校や東進衛星予備校に比べるとやや安価ですが、複数の講座を取れば高額にはなります。
まとめ:授業料比較
- 全講座まとめて月額1980円ぽっきりで受講できる
- 業界破壊レベルの授業料
- 他映像授業の中で料金はダントツトップ
- 授業料はユニット制
- 1回の授業(90分)あたり3112円
- 業界の平均程度
月額1980円で受講できるスタディサプリが価格破壊的。
学研プライムゼミは普通の予備校より若干安いくらいですね。
第三回戦:比較③講座内容(スタディサプリVS学研プライムゼミ)
スタディサプリの講座内容
スタディサプリの講座は大きく分けて
- ベーシックレベル
- スタンダードレベル
- ハイレベル
- トップレベル
の4つに分かれています。
講座によってはベーシックより基礎からやる入門レベルがあり、センター対策講座と志望校対策講座が設定されています。
志望校対策講座は旧帝大・早慶から、南山大などの中堅私立まで幅広く開講しています。
月額980円で基礎から志望校対策まで幅広く受講することができ、無理なく学力を伸ばせる整った講座数・講座内容と言えますね。
イメージとしては、
- ベーシック・スタンダードレベル(初学者〜偏差値55程度)
- ハイレベル(偏差値60以上)
- トップレベル(偏差値65以上)
を想定して授業が行われます。
スタディサプリの講座数・内容は網羅性があり、誰でも受講可能と言えますね。
学研プライムゼミの講座内容
学研プライムゼミの講座は、
- 難関公立大対策講座
- 難関私大対策講座
- せンター試験対策講座
- 東大対策講座
の4つに大別されます。
他には、各科目の重要分野のみを扱う分野別対策講座があります。
カリキュラム・講座設定がそもそも、旧帝大・早慶以上が想定されているため受講時点で高い学力が必要です。
模擬試験で偏差値50前後でくすぶっている状態ではそもそも受講しても意味がないくらいの難易度設定です。
逆に言えば、現時点で(模試にもよりますが)60以上ある科目に関しては、さらに成績を引き伸ばせる可能性が高いです。
志望校対策講座は東大しかないため、東大以外を受験する場合は、別途予備校やスタディサプリで自分の志望校の講座を受ける必要がありますね。
まとめ:講座内容比較
- 誰が受講しても成績を伸ばすことができる
- 志望校対策講座が中堅私立大まで幅広くある
- 初学〜トップレベルまで幅広く受講できる
- 旧帝大・早慶以上を受けるには最適
- 受講時点である程度の学力が求められる
- 東大対策が充実しすぎている
万人受けするのがスタディサプリ。
トップレベル大学の合格を確かなものにできるのが学研プライムゼミ。
それぞれ2つの講座は目的が全く違いますね。
第四回戦:比較④サポート体制(スタディサプリVS学研プライムゼミ)
スタディサプリのサポート体制
スタディサプリの月額1980円のコースではサポートが一切ありません。
さすがに1980円でサポートまでしていたら、採算が取れないですよね。
合格特訓コースで受講すれば、気軽に質問をすることができます。
詳しくは以下をご覧ください。

学研プライムゼミのサポート体制
学研プライムゼミも同様に一切のサポートがありません。
質問をするには提携している予備校で学研プライムゼミを受講し、そこで勤務しているチューターに聞く方法をとりましょう。
大きいところで言えば、関東圏の市進学院・市進予備校と提携しています。
学研プライムゼミ自体にはサポートがないので、外部を利用するしかありません。
まとめ:サポート体制比較
- 基本的にはサポートなし
- 合格特訓コース(別途費用発生)での受講で質問可能
- 基本的にはサポートなし
- 提携している予備校や塾で質問するしかない
それぞれが講師をウリにしているため、どちらもサポートに強みはありません。
結論:現時点での学力や志望校、金銭面で決めるべし
映像授業の比較サイトではよく「〇〇の勝ち!」とありますが、どちらが勝利とかはありえません。
誰が受けるかで大きく変わってきます。
もちろん、金額面だけは完全にスタディサプリの勝利ですよ。
私の率直な意見は
旧帝大・早慶以下ならスタディサプリ
東大を狙うなら学研プライムゼミ
スタディサプリからも東大合格者は多数いるため、学研プライムゼミが必須ではないですが、東大対策授業だけで見れば明らかに学研プライムゼミが強いです。
その他の大学の希望者は、スタディサプリは無料体験授業が2週間分ついているのでまずは試してみることをおすすめします。

他にもいろんな映像授業があるので、以下の記事を参考にしてください。
