こんにちは、現役塾講師のはやてです。
普段は塾講師をしながら、学習塾や塾講師関連の記事をアップしている私ですが、「正直塾がいらないんじゃないか・・・」と思わせるレベルの教育サービスがあります。
そもそも教育サービスに興味があって、いろんなサービスを実際に見てきた私ですが、今のところダントツナンバーワン。
それが今人気を博している『スタディサプリ』(中学講座)です。
スタディサプリにはいろんな種類がありますが、今回紹介するのは中学講座なので、以下のような学生が対象です。
- 高校受験を目指している中学生
- 定期テストを控えた中学生
- 普段から中学内容の復習をしたい中学生
広告やCMなどでもたまにやっているので、知っている人も多いかもしれませんが、『スタディサプリ」はクオリティが高すぎる動画学習サイト(サービス)です。
これだけを聞いて「え?ただの通信学習でしょ?」と思うのは、あまりにも短絡的すぎます。
塾講師をしている私でも、「ぶっちゃけ塾よりはるかにいいよな・・・」と思ってしまうほど。
この記事では、中学生向け『スタディサプリ』の可能性を探っていきます。
Contents
私(塾講師)がスタディサプリに驚愕した理由5選
その①:破格の受講料
スタディサプリは何と言っても安い。
「なんでこんな値段で提供できるのか」と思うくらいの安さです。
価格は月額1980円。
オプションをつければ数百円の誤差は出てきますが、ほとんどの利用者は980円ぽっきりで使っています。
学習塾の平均月謝が月々20000〜50000円なので、10〜20分の1の受講料です。
私は『スタディサプリ』の最大のメリットは、安さにあると思ってはいないのであまり言いたくないのですが、安さもいうまでもなく大きなメリットです。
その②:授業の質が極めて高い
基本的に学習塾は「安かろう悪かろう」です。
この記事でも語りましたが、安いものは基本的に質が低いです。
もちろん、教育サービスにも言えることですよね。

一方で、スタディアプリは月額1000円を切るにもかかわらず、その道の敏腕プロ講師が授業を行なっています。
業界歴10年を大幅に超える講師で、しかも人気の高い有名講師のみ。
塾講師ってピン(学生講師)からキリ(プロ講師)までいるので、学習塾に通わせても運が悪ければイマイチな講師に当たることがありますが、スタディアプリでは授業の質は完璧に保たれています。
このレベルの授業が全ての項目で見られるのは最強のメリットですね。
部分とかじゃなくて、スタディサプリを全て受講すれば小4〜高3の学習内容を全て網羅することが可能です。
(私も自分の授業力を上げるために、動画を受講して技や知識を盗んでいるのは内緒です・・・)
その③:子供の勉強時間・学習内容がメールで送られてくる
通信教育や、オンライン塾の一番のデメリット。
それは、子供がサボっているなら全く意味がないということですよね。
「部屋でやってくるね〜」と勉強をしに行ったはずなのに、なんにもやっていないなんてことはよくありますよね。
そのあたりのかゆい部分にも『スタディサプリ』は手が届いています。
スタディサプリには、保護者の人が管理する画面があり、子供が動画を視聴(学習)するごとに勉強した単元と学習時間がメールで送られてきます。
常に親が管理して、子供の勉強量を把握することができるので塾と同等レベルで目が届くと言えますね。
その④:テキスト代が安い・PDFで印刷するだけ
月々980円払うだけで、小4〜高3まで全ての講座を受けることができます。
その中で、がっつり学習したい単元と一部だけでいい単元ってありますよね?
例えば、数学が全くダメだから数学は全部しっかりやりたい。
この場合はテキストを1000円で購入した方が効率的です。
(ちなみに塾のテキストは安いものでも2000円〜ですね)
一方、理科の光の単元だけがどうしてもわからない。
この場合は、PDFファイルを落として印刷すればその部分だけコピーできます。
このように、スタディサプリでは用途に分けてテキストを購入・PDFで落とすだけ等自由なので、勉強の仕方に軽重づけをすることができます。
その⑤:定期テスト対策にも完全対応
塾側の人間からすれば、「正直ここまでされたか・・・」というのがぶっちゃけです。
『スタディサプリ』は定期テスト対策もできます。
どういうことか?
それは、敏腕プロ講師が学校の教科書を解説する講座がびっしり揃っています。
- 学校の定期テストに出やすい内容
- その教科書特有の重要事項
- 国語・英語は学校で習っているのと全く同じ文章を解説
「うーん、ここまでされたら何も言えない」というのが私の本音です、
塾の強みって、定期テストで結果を出させることができる点ですからね。
実際に私も授業を(授業の勉強のために)受けていますが、ポイント解説も分かりやすいし、とても参考になっています。
今まで定期テストに対応している教育サービスなんて塾だけだっただけに、そこをも兼ね備えていると言えますね。
『スタディサプリ』は塾との併用も可能です
私が塾講師をやっているだけに、塾と少し比較しながらスタディサプリについて紹介してきましたが、『スタディサプリ』は塾との併用をすることで、塾での学習効果が上がります。
実はうちの塾にもスタディサプリをやっている生徒が二桁くらいいるのですが、彼らには、
- 塾でやったところをもう一度スタディサプリでもやる
- 塾でやってもわからなかった単元をスタディサプリで視聴する
- 苦手科目を徹底的に基礎から視聴する
ことを私は勧めています。
特に基礎から有名プロ講師がわかりやすく教えてくれるので、全く手が動かない苦手な苦手を潰すにはもってこいです。
数学の関数だけ、英語の関係代名詞だけ、社会の歴史だけ、理科の物理範囲だけ・・・
生徒によって苦手は科目・単元ごとに違い、まちまちです。
なので、スタディサプリでその部分だけ集中的に学習することで苦手を潰すことができます。
また体育会系のバリバリの進学塾や最難関クラスに在籍している生徒さんにも、みっちり基礎からやってくれるスタディサプリの授業はフィットするはず。
まとめ:正直言って、スタディサプリは使わない理由が見つからない
ここまで言ってしまうと、
「お前は何かの回し者か?」
と思われてしまうかもしれませんが、むしろ私は塾側(反対側)の人間です。
というより、現場でやっていることのほとんどをスタディサプリでやることが可能なので驚いているわけです・・・
特に中学生にとっては、定期テスト完全対応、高校入試出題範囲の全範囲のプロ講師の講義を月額1980円で受け放題。
スタディサプリを勉強のメインにおいてもいいし、他の補完をするために使ってもいい。
今注目されている教育サービスだけあって、「作り込まれているなあ」というのが正直な感想です。