どうも、塾講師のはやてです。
「塾講師を辞めたい」と思っている人は思いの外多いようです。
私は毎年塾や予備校で講師の仕事をしてますが、実際のところどんどんと人が辞めていきます。
塾業界はなかなかに闇が深い業界で、
- 塾がブラックなので時間外残業代が出ない
- (バイトなのに)休みがなくて本業に差し支える
- 上司や教室長からパワハラ・セクハラを受ける
なんてことは日常茶飯事です。
大学生やフリーターで学業や他の夢を頑張らないといけないのに、バイトで生活を潰されたらたまったもんじゃないですよね。
また、塾講師は「教える」という仕事なので、合う合わないもかなり激しいです。
結論から言うと、塾講師を「辞めたい」と思ったらとにかく今すぐにやめるべきです。
こう言う私も、「正社員の塾講師」を急に辞めた経験があります。

今すぐやめるべき理由とうまくやめる方法を、私の今まで見て来た例を参考に紹介します。
Contents
「バイト」なんだからすぐに辞めても良いというマインドを持つ
真面目な人や誠実な人ほど、この業界では疲れてしまいます。
今現在大学生やフリーターで、塾講師のバイトであっても、
- 生徒のために今すぐやめるわけにはいかない
- 塾側に申し訳ない
- 仕事が続かない自分が悪いんじゃないか
のように悩んでしまいます。
とても真面目だし、そういう風に悩むあなたは素晴らしい人格の持ち主だと思います。
でもぶっちゃけ、「バイト」なんだからいつ辞めても問題はないですよ。
①生徒のために辞められない
受験生を持っていたり、生徒と信頼関係ができてくると「生徒のためにやめるわけにはいかない!」と体にムチを打って働く先生をよく見て来ました。
実際に、男女問わず相談を受けることも何度もありましたが、いつも私がいうのは・・・
あなたの代わりなんていくらでもいる
ということ。
厳しい表現ですが、あなたが辞めれば他の講師が派遣されてくるだけなのです。
他の担当に代わって、生徒は初めは嫌がるかもしれません。
ただ、時間が経てば9割以上の生徒は、その講師にも心を開いて真面目に勉強しますよ。
塾側が、
といって来ても無視できるマインドを持ってください。
正解はこうです、「〇〇のクラスや〇〇さんは他の講師が担当する」。ただこれだけです。
失礼な言い方ですが、あなたである必要はありません。
何も気に病まず、辞めてもいいんだと思ってください。
②塾側に申し訳ないと思っている
お世話になった塾や先輩たちに申し訳ないと思っているあなたは、真面目な方なんだと思います。
逆に考え方を変えれば、向こうもアルバイトとして採用している以上いつ辞められても仕方ないと思っているということ。
安い労働力でアルバイトを大量採用している塾、学生講師が多い塾、いっぱいありますよね。
悪い言い方をすれば、塾は使い捨ての精神の下で安い労働力を買っているに過ぎません。
あなたが辞めてしまうことも想定済みです。遠慮なく辞めましょう。
③仕事(塾講師)が続かない自分を責めてしまう
塾講師が続かない自分を責めてしまう。
正直あなたは真面目すぎる!
塾なんて塾ごとにカラーがあって、合わない先生の方がほとんどです。
- 教えることが合わない
- 塾の雰囲気が合わない
- なんとなく辞めたくなった
という理由で辞めてしまう先生をいっぱい見て来ました。
自分が原因じゃなくて、ただ合わなかっただけと思うことがベストです。
(悲報)塾側は必ず引き止めて来ます

塾側は必ずあなたがやめるのを引きとめようとします。
理由は簡単、
- 新しい講師を配属させるのが面倒くさい
- あなたが十分戦力になっているので、穴を開けたくない
- 新人をまた1から研修しないといけない
色々理由はありますが、基本はこんなところです。
全部塾側の理由なので、あなたがこれらに付き合う必要はありません。
押し負けることがないようにきっぱりと退職する旨を誠実に伝えましょう。
塾講師をうまく辞める方法
塾講師をやめることを検討している場合は、1ヶ月前を目安に教室長に申し出ましょう。
やめるときはそれ相応の理由をつけると、引き止めが弱くなるのでグッドです。
今まで私が見て来た理由の中で、引き止めづらいのは以下です。
- 就活に専念したい
- 大学(本業)が忙しくなって来たから
- 留学のため
どれも、本業のために辞めたいという理由ですよね?
アルバイトという形態で雇っている以上、塾側としても本業や学業を優先させるしかありません。
反対にこの3つを言っても塾側が引き止めてくる場合、向こうはあなたのことをなんとも考えていません。
塾側の言い分に聞く耳を持たず、きっぱりやめる意思を伝えましょう。
一方で引き止められやすかったり、あなたがきっぱり辞められない伝え方もあります。
- 先生が自分に合わないと思った
- 生徒の成績を伸ばせる自信がない
- 人間関係に悩んでいる
自分の内面や人間関係を理由にやめることを伝えた場合、向こうは必死で止めて来ます。
そりゃそうですよね?
と思われて、猛攻撃にあうこと必至です。
本当に辞めたい場合は、本業・学業を理由にやめる意思をきっぱり伝えるべし。
(補足)限界がきている場合はばっくれもあり
私は塾で約10年くらい先生をやっていますが、実際にばっくれてきた例も割と見てます(笑)
人は限界がきたら、ブッチしてしまうのもわかっていますし、ブッチしたからと言って制裁が待っているわけでもありません。
精神的におかしくなってしまいそうなくらい限界がきているなら、ばっくれもありです。
私も正社員時代に、ばっくれてきたアルバイト講師がいましたが、「仕方ないか(笑)」と前向きに受け入れていました。
あなたが思っている以上に、塾側はあなたのことばかり考えているわけでもありません。
「ばっくれはリーサルウェポン」くらいの感覚でいられれば、気が楽だと思いますよ。
まとめ:合わなかったら即座に行動を起こすべし
最初にも言ったように、塾講師は「会う合わない」がはっきりしているし、ブラックな塾も多いです。
正直やめる理由なんていくらでもあります。
こればかりはみんな思っているばかりなので、耐える必要は全くありませんよ。
「辞めたい!」と強く思ったら、すぐにやめる方向に持っていくことをお勧めします。
