こんにちは、はやてです。
今回のテーマは塾講師の掛け持ち事情について。
私は今まで4社ほどに勤めてきましたが、空いている時間を使って他の塾で働きたいと思い、塾の掛け持ちを考えたことがあります。
特にアルバイトなので、コマを入れてもらえない日があったり、余裕があるのに仕事がない日があるとお金をさらに稼ぎたくなりますよね?
そこで当時、某塾の人事担当者に問い合わせてみたので、その結果を紹介していきます。
効率よくお金を稼ぐために、塾講師バイトを掛け持ちをしようと思っている方向けの記事です。

Contents
塾講師という同業で掛け持ちはできる?
まず結論から行くと、私が経験した4社では他の塾で勤務することは禁止されていました。
私が働いた学習塾(予備校)でたまたま禁止されているのではなく、ほとんど塾業界のルールのようです。
塾業界は同業種間の掛け持ち禁止が9割以上と考えてください。
(※例外として、有名な塾・予備校になれば掛け持ちが可能になります)
某塾の人事担当者に問い合わせた結果、いくつか理由を教えてもらえたので紹介します。
他の塾で働いてはいけない理由①:保護者・生徒の信頼を失う
まず、塾側が一番強く主張していた理由は、「保護者・生徒にバレたくないから」という点。
これは少し考えればわかりますよね?
A塾で働いている塾講師が、B塾でも働いている。
例えばA塾の保護者とB塾の保護者が友達同士だったとして、塾の話題になった時に、
- 「あら、その先生うちの塾にもいるわよ!」
- 「え?あの先生うちの子の担当講師だよ?」
となったら塾の信用問題に関わってきます。
もちろんどちらの塾での勤務も本気でやっていたとしても、保護者側からすれば片手間で授業をしているように見えてしまいます。
あくまで塾講師は「○○塾の塾講師」として働いているので、それが「△△塾の塾講師」にもなったらダメなんですね・・・
他の塾で働いてはいけない理由②:ノウハウ・教材の流出
それぞれの塾はブランディング(自塾のブランド化)をすることに必死です。
例えば、A塾は面倒見がいいとかB塾は授業と教材の質が高い、C塾はアクティブラーニングを取り入れているとか。
にもかかわらず、A塾とB塾で働く講師がいたらどうなるか?
A塾の教材がB塾に流出する恐れがありますし、B塾の授業のやり方がA塾にコピーされてしまう可能性もあります。
塾という業界は、子供達に勉強を教えるという極めてシンプルなサービスを提供しています。
それゆえ、授業や教材、面倒見の良さなどで自ブランドをよく魅せていくしかないのです。
塾によっては、地域の中学校の定期テストの問題を毎年回収し、ストックしているところがあります。
それも他の塾には真似できない蓄積された商売道具なんですね。
複数の塾で働いている講師がいると、そういったノウハウや商売道具が横流しされてしまう可能性がありますよね。
だからこそ、その塾の強みが流出することをなんとしてでも避けたいわけですね。
塾講師と他業種との掛け持ちは制限されない
会社(塾)としては、本来ならば他の仕事をせずに自分の塾だけで働いていて欲しいわけです。
ただアルバイトという雇用形態上、労働者をそこまで縛ることはできません。
だからどの塾も基本的には、他業種であれば掛け持ちはOKです。
お昼はカフェでバイトをしている人が、夜は塾講師・・・
ちょっと変な気もしますが、実際にやっている人も中にはいました。
一番激しい例で言えば、10時に塾が終わった後に居酒屋に稼ぎにいく大学生講師をみたことがありますよ(笑)
体力に自信があれば、ぜひ掛け持ちをして効率的にお金を稼ぐと良いでしょう。
経験が増えればコマ数も増える
塾講師バイトで荒稼ぎをしたいなら、経験をどんどん積むのが一番早いです。
基本的に塾業界は慢性的な人不足です。
ブラックバイトとして話題になった塾はもとより、クリーンな運営のホワイト塾でさえも年中塾講師のアルバイト講師を募集しています。
基本的にどんな塾であっても、塾講師を募集していない期間はないと思ってください。
それくらい人が足りていないのですから、働き口はいくらでもあるわけです。
実際に私も塾講師のアルバイトで月収20〜30万(学生時代)を安定して稼いでましたし・・・
こちらの記事でも解説していますが、正直他のアルバイトに比べて圧倒的に時給が高いで
す。
「他の業種も経験したい!」
というお金目的ではない人以外は、他の塾や業種と兼ねる必要がありません。
よほど講師が有り余っている教室でなければ、多くのコマを担当させてもらえればお金の問題は解決できることがほとんどです。
- 塾講師として複数の塾で働くのは業界の中ではタブー
- 他業種と塾講師を掛け持ちすることは可能
- お金を稼ぎたいだけなら、塾講師一本が効率が良い
以上、塾講師の掛け持ち事情でした!