学習塾・予備校

塾を辞めたい!塾講師が語る、塾を辞めるべき理由・タイミングとは?

こんにちは、現役講師のはやてです。

塾に通えば通うほど、成績は伸びるわけではありません。

塾に入ったのに、

  • 成績が下がった
  • 塾の雰囲気が合わない
  • 月謝が高すぎる
  • 他塾に変えたい

ということはありますよね?

現場でやっている私もよくよくわかっていることですが、塾に通えば必ず成績が伸びるわけではありません。

むしろ成績があまり変わらない生徒が半数です。

塾講師が語る「塾に行っているのに成績が上がらない」理由。お月謝部隊にはなるな!どうも!塾講師のはやてです。 普段、私は進学塾や予備校で講師をやっています。 そんな中で、お父さんお母さんと普段面談していて...

そこで、塾に通う気が無くなったら早めに退塾を検討しましょう。

ここでは塾を見限るタイミングについてお話ししていきます。

前提:入塾してから半年は様子を見よう

まず塾に入って効果が出てくるのは、だいたい半年後です。

塾は半期ごとのカリキュラムに沿って授業が進められるので、半期が終わるごとに成果が出るようになっています。

保護者の方からの話でよくあるのが、

先生、全く子供の成績が伸びていないんですがどうなっているのですか?

という質問です。(お父さんが怒ってくることなんてザラ!)

気になる方も多いはずですが、3ヶ月やそこらではそもそも塾でやった内容がテストにすら出ていない段階です。

塾で学んだことは半年後に成績になってあらわれるということをまず知っておきましょう。

逆に、半年経って成績が変わらなかったり下がったりすれば、即退塾を決断すべきです。

塾は生徒数で売り上げが変わってくるので、必死に引き止めらるはず。

ただちゃんと休まず通っているのに、半年で成績が変わらなかったならば、おそらく塾に何らかの問題があります。

そのまま通っても家計を圧迫してくるだけなので見限るタイミングは早い方がいいですよ。

学習塾を辞めるベストなタイミング

①:定期テスト・模試が終わったタイミング

塾の授業は、定期テストと模試の結果を向上させるために存在します。

通塾から半年経っているのに、成績が変わっていなかったらテスト後に退塾しましょう。

塾側にも、

学校のテスト結果が悪かったので、退塾します。

とタイミング的に伝えやすいです。

ここで塾側は必ず引き止めてきます。

塾の引き止めテクニック
  1. テストの解き直しを一緒にやる
  2. 補習授業を無料で組む
  3. 三者面談を提案してくる

どの塾でも、主にこの3つでテスト後の退塾を引き止めるようにマニュアル化されています。

塾側の甘い言葉に流されず、テスト・模試結果が悪かった場合は即座に退塾をして、他塾を検討したり他のサービスを検討すべきです。

②学年が変わる(進級)タイミング

次にオススメなのが、進級のタイミングです。

これも、新年度からどの塾も新しいカリキュラムが始まります。

1学年通して成績が伸びなかったにもかかわらず、新たに授業を受けても伸びる可能性は限りなく低いです。

そこで、新年度(進級時)は絶好の退塾のタイミングです。

塾側には、

1学年通ったけれど、結果が出ていないので辞めます

ときっぱり伝えましょう。

塾の進級は学校の進級と異なっていて、ほとんどの塾で

  • 小学生:2月
  • 中高生:3月

が進級の月になっています。

定期テストの時に書いたような引き止めに会う可能性も高いですが、向こう側(塾側)の理由による引き止めなのでそもそも相手にする必要はありません。

塾側からの引き止めを回避する方法

上で紹介した

  1. 定期テスト・模試が終わったタイミング
  2. 学年が変わるタイミング

はいずれも、塾では一年で最も退塾者が出てしまう時期です。

つまり、塾側も引き止めの方法を練りに練っているわけなので、退塾を申し出ると激しい引き止めにあってしまいます!

一番よくある常套手段は、個別面談・三者面談を設定して引き止める方法です。

担当講師は、狭い面談部屋でひたすら塾に在籍するメリットを説き無料補習日などを設定してきます。

初めは辞めるつもりで行っても、塾に魅力があるようにうまく説得してきますので要注意!

私も実際に時期が来ればやっているわけですが、7割くらいはこの方法で退塾を止めることができます(笑)

もちろん普段は塾側の人間なので仕方ないのですが、正直心苦しいです・・・

成績が伸びなかったということは、少なくとも生徒に塾が合っていないということなので本来は引き止める理由がありません。

そこで塾側からの引き止めを回避するラクな方法は、電話で退塾を申し出るということです。

必ず、

一度ご面談をさせてください。

と引き止めが入りますが、応じずに「子供に退塾届をもたせてください。捺印の上子供に届けさせます。」と言い切りましょう。

面談に持ち込めない=退塾意思が固いと思われるので、案外あっさりと諦めてくれます。

間違っても、面談に出てしまってはいけませんよ!

営業トークで言いくるめられることは間違いありません。

塾をやめたら、さらに成績が下がります

辞めるタイミングは上で紹介した通り、テスト後・年度替りがベストです。

じゃあやめさえすれば良いのかというとそうではありません。

単純に退塾前と退塾後では学習量が減るので、

  • 他塾の体験に行って合う塾を探す
  • 塾以外で勉強する教材やサービスを利用する

このどちらかをしないと必然的に成績は下がってしまいます。
(実際、辞めることに躍起になってここがわかっていない人が多いです)

他塾の無料体験をして、本当に合う塾を見つけるのも良いですが、塾が合わなかったのであれば別の方法を探すの一つの手です。

個人的には月額980円で飛躍的に学力を伸ばせる、スタディサプリという動画学習サービスを推奨します。

退塾のタイミングと合わせて、退塾後どうやって勉強をしていくのかを考えることがとにかく重要。

「やっとやめた、ふぅー。」と辞めることが目的にならないように注意しましょう。