こんにちは。
そろそろこの業界に入って10年が経とうとしている、はやてです。
大事な子供を塾に通わせるにあたって、塾選びはとても大きな決断ですよね。
ネットで情報を収集するときに、
- 立地
- 塾のブランド
- 自分の学年に強い塾
- 友達が通っているかどうか
などを考えて探している人が多いはず。
その中でも特に気になるのが、月々の授業料(月謝)。
湯水のようにお金がある家庭は極めて少ないので、「できれば安い塾に通わせたい」と思うのは当たり前ですよね?
ただ、現場で働いている私からすると、
「安いという理由で子供を塾に通わせると間違いなく痛い目にあう」
と言わざるを得ません。
塾選びにおいて、月謝ってすごく大事な要素なのでそのあたりを紹介していきます。
Contents
安かろう悪かろうは学習塾にも当てはまる
「安かろう、悪かろう」は日々生活する中で常に感じることですよね。
- 100均の品物はすぐ壊れる
- 安い賃貸マンションは壁が筒抜け
- 安いコンタクトレンズは目を痛める
こんなことは世の常になっていますが、学習塾もしかり。
もちろん、学習塾にも全く同じ原理が当てはまります。
その理由を大きく分けて3つほど紹介します。
授業料(月謝)が安い塾の特徴①:質の低い学生バイト講師が多すぎる
月謝が安いには何かしらかの理由があります。
その中でも、特に人件費を削りに削っている場合が多いのが正直なところです。
授業料が安い塾では、校舎に正社員やプロ講師が一人しかいないなんてことはザラです。
18歳や19歳そこらの大学生講師を格安で雇って、いきなり授業をさせる。
当然授業料は可能な限り安くできますが、授業の質は極めて低く、そんな授業で子供の成績は伸びません。
授業料(月謝)が安い塾の特徴②:少ない正社員を酷使している
私は現場で働く講師なので、劣悪な労働環境を見てきました。
以下の記事でも書いていますが、私も授業料の安い塾で講師をやっていました。
正社員をほとんど雇わずに、しかも少ない正社員を酷使して労働をさせまくっている塾は、総じて授業料(月謝)が低い傾向にあります。
もちろん、弊害は山積み。
- 講師が授業の予習をする時間がない
- 営業優先のため正社員は授業に入らない
- 授業後フォローや授業前フォローが適当
- 講師が疲れ切っている
このように、提供できるサービスのパフォーマンス=生徒の成績向上が劣悪になってしまいます。
私の勤務していた塾では授業中に電話掛けをして営業をしていることなんて普通でした。
自分で働いていてなんですが、自分の子供には絶対通わせたくありません。
授業料(月謝)が安い塾の特徴③:オプション講座を強引に取らせようと営業してくる
普段の月謝が低い部分を他のどこかで補わないと会社の収益に響きます。
だから、こういった学習塾は講習時や入試直前期にオプション講座(選択講座)を設定している場合がほとんどです。
当然、取らせないとお金にならない講座なので、毎晩のように激しい電話がかかってきて、
- 「〇〇さんの合格にはこの講座が必要ですよ」
- 「〇〇くんは英語が苦手なのでこの講座をとりましょう」
と激しい営業電話がかかってきます。
もちろん、保護者の方はその手のプロではないですし、「本当にやばいかも?」と思って受講をしてしまいますよね?
ただこれは、会社の営業成績を上げるために強引に取らせている場合が多いのです。
取らないと強く言っても、講師側も自分の会社での出世がかかっているのですぐに引くことができません。
正月講座や土日講座、各講習時のオプション講座、受験学年のオプション講座・・・
挙げればきりがないのですが、全ての場面において激しい営業をされる可能性があります。
子供のめんどうみを徹底してくれる塾を探すべし
学習塾は一部の(もともと)頭の良い子供を除けば、授業だけで成績が伸びることは極めて少ないです。
授業をきっちりマスターしているかを各々の担当講師が把握していて、わかっていない場合はしっかりフォローをしてもらう。
これを積み重ねていくことで、大きなアドバンテージをつけることができます。
格安の授業料の塾に比べて、授業料が普通〜高めの学習塾は講師や時間に余裕があります。
- 正社員や経験年数の多いプロ講師が多数在籍
- 講師の勤務体系がしっかりしている分、生徒をよく見てもらえる
- 時間に余裕があるので、補習やフォロー完備されている
- 本当に必要な講座だけ勧めてくる
- 立地が良い場合が多く、安全面に余念がない
このように授業料(月謝)の高低でサービスの質の差は歴然です。
「じゃあ高ければいいのか?」と思われるかもしれませんが、高ければ良いというわけではありません。
一方で、安いよりは高い方がサービスの質が高いのは間違いないと言えます。
大事な子供を通わせる塾。
月謝が高いと言っても、5000円〜10000円ほど変わるくらいなのであまりに安い塾は控えた方が良いでしょう。
この記事が塾選びで悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。