こんにちは、塾講師のはやてです。
中学生向けの参考書は大量にあるので、どれを選んだらいいかわからないですよね。
私も塾講師をしているので、普段保護者から家でやるべき参考書・問題集について質問されます。
中学生向けの参考書を選ぶコツは、
- その参考書がどの層(レベル)に向けたものなのか
- 日々の勉強・定期テスト・入試のどれに適しているのか
- 一人で取り組みやすいか
に注意して、参考書を選択すること。
ここでは特に効果の高い、中学生向けのおすすめの参考書・問題集を紹介していきます。
Contents
中学生の参考書・問題集は人気のものを選ぼう
中学生の参考書と問題集は日々新しいものが出ていて、
- 漫画やアニメなどを使ったユニークなもの
- 難易度の高い参考書
- 基礎〜標準まで扱っている問題集
などが書店にずらりと並んでいます。
アマゾンや楽天市場で検索すると、見切れないほどの中学生向けの学参が出てきますよね。
「すぐにわかる!」「やれば必ず点が上がる!」などのキャッチフレーズがすごいものや、「誰でもわかる!」などのハードルを下げているものも多いですが、それらは正直おすすめしません。
私がおすすめするのは、ロングセラーで何度も増版が出ている参考書・問題集。
悪く言えば「ベタ」な参考書ですが、それだけ使い続けられる理由がある参考書ということですね。
必ず売れている参考書や問題集を購入するようにしましょう。
中学生・高校入試におすすめの参考書・問題集ランキングTOP10
第1位:スタディサプリ中学講座
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 定期テスト・入試対策・日々の学習 |
第1位はリクルートの提供する映像授業サービス「スタディサプリ中学講座」。
その理由は、スタディサプリの料金とカバー力の広さ。
難易度も簡単すぎず難しすぎず、バランスの良い学力が身につきます。
- 月額980円で有名講師の授業が全科目全分野受け放題
- 教科書ごとのテスト対策授業が配信されている
- 理解→問題演習までスタディサプリで完結できる
- 高校入試完全対応。上手く使えば塾以上の成果が出せる
1ヶ月1980円と参考書を複数買うよりも安く、理解から問題演習までこなせるのがスタディサプリの強みです。
学校の教科書別のテスト対策授業も配信しているので、スタディサプリだけで多くの参考書の内容を補うことができます。
常に授業を受けなくても、苦手な単元や不安な単元だけに絞って受講することもできますね。
現在2週間無料体験を実施中なので、一度無料体験をしてみることをおすすめします。

第2位:教科書トレーニング
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 定期テスト・日々の学習 |
第2位は教科書完全準拠問題集の「教科書トレーニング」。
教科書トレーニングは教科書準拠問題集の中で、問題数・出題形式の豊富さが優れているのでおすすめです。
同じ教科書準拠問題集の「教科書ワーク」よりも問題数が多く、問題のレベルも少し高めです。
定期テストのお供に持っておくと良いですね。

第3位:ひとつひとつわかりやすくシリーズ
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 入試対策・日々の学習 |
第3位は学研から出ている「ひとつひとつわかりやすく」シリーズです。
内容は単元の説明と問題がその後ろについているイメージ。
中学生の復習はもちろん、社会人や高校生の学び直しにもよく使われる参考書です。
- 情報量が多すぎず少なすぎず、ちょうど良い
- 入試に必要な事項がすべて載っている
- デザインが見やすく、誰でも取り組みやすい
- 1冊仕上げれば基礎〜標準までをカバーできる
使い方としては、入試に向けて科目の総復習や学年の終わりに総復習するなど何にでも使うことができます。
使う人を選ばない、誰にでもおすすめできる参考書の1つと言えますね。
種類もかなり豊富なので、自分の苦手な単元・科目を選んで購入しましょう。
第4位:くもんの中学基礎がためシリーズ
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 日々の学習 |
第4位はくもんから出ている「くもんの中学基礎がため」シリーズです。
この参考書も同様に、初めに簡単な説明と後ろに問題がついているタイプですが、内容が基礎にかたよっています。
イメージとしては、基礎的な内容や問題をドリル形式で書いて覚えていく感じ。
難しい内容や問題は省略されているので、無理なく基礎力を身につけることができます。
現時点でまだあまり勉強が得意でない、偏差値で50取れない生徒や保護者によくおすすめする参考書(問題集)です。
定期テストで80点、模試で偏差値50に届かない生徒のボトムアップに最適!
第5位:実力メキメキ合格ノートシリーズ(理科・社会)
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 入試対策 |
第5位は文英堂から出ている「実力メキメキ合格ノート」シリーズです。
この参考書は理科と社会の分野別に発売されており、英語・数学・国語は発売されていません。
本編は講義形式の参考書で、自分で書き込みをしながら空欄を埋めていく形式のサブノートが付録でついています。
参考書を読みながら書き込んでいく形式なので、眠くならずに集中して実力をつけることができます。
講義もわかりやすく個人的にはかなりおすすめなのですが、理科と社会しかないのと問題集を別に買う必要があるので5位となりました。
「実力メキメキ合格ノート」シリーズは、理科・社会の高校入試対策には最適の参考書ですね。
第6位:最高水準問題集
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 入試対策・日々の学習 |
第6位は文英堂から出ている「最高水準問題集」です。
最高水準問題集はかなり昔からある問題集で、偏差値60以上の私立高校・国立高校の問題が中心に並んでいます。
一番初めに載っている問題からすでに難しいですよ(笑)
中には、塾講師の私でさえ苦戦してしまう難問・奇問(特に数学)も含まれているんですね・・・
最高問題集はクセも強く問題もかなり難しいので、
- 得意科目をさらに伸ばしたい
- 偏差値65以上の学校(国立・私立高校)を目指している
- 私立や中高一貫の中学校に在籍していて、さらに実力を伸ばしたい
という人に特におすすめしています。
ガッツのある人は、是非1科目から手に取ってトライしてみるべし!
第7位:塾で教える塾技シリーズ
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 入試対策 |
第7位は文英堂から出ている「塾で教える塾技」シリーズです。
塾現場で教えている講師が、長年の経験と実績から執筆している珍しい問題集です。
塾で教えるような解法、効率の良い解き方がわかりやすく説明されています。
その分情報量が増えてしまっているので、現時点である程度できる生徒向けです。
偏差値60以上の私立や国立高校を志望している場合は一度手に取ってみても良いですね。
どちらかというと、現時点で勉強が得意な人向けの参考書(問題集)となっています。
第8位:教科書ガイド
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 定期テスト・日々の学習 |
第8位はあすとろ出版「教科書ガイド」です
教科書ガイドは公立中学の教科書完全準拠参考書です。
教科書の解答・解説が徹底的に詳しく書かれています。
数学の解法・解答から、英語本文の日本語訳まで完全網羅。
使いようによっては、定期テストで大きく点数を伸ばすことができます。
こちらの記事で詳しくレビューしているので、是非参考にしてください。

第9位:ハイクラス徹底問題集シリーズ
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 入試対策・日々の学習 |
第9位は文理から出ている「ハイクラス徹底問題集」シリーズです。
先ほど紹介した文英堂の「最高水準問題集」をやや易しくして、標準問題を増やしたイメージ。
内容の網羅性が抜群に良く、どのレベルの問題も掲載されていますが、解説が詳しくはないので実力のある人向けといえます。
主に中高一貫校・私立中学に在籍している生徒の日々の勉強や、公立の中学生の難関高校対策に使うのが良いですね。
最高水準問題集はレベルが高すぎるけど、やりがいのある問題にチャレンジしたいという人にピッタリです。
第10位:チャート式シリーズ
解説のわかりやすさ | ![]() |
---|---|
難易度 | ![]() |
使いやすさ | ![]() |
教材の用途 | 中高一貫・私立中学の日々の勉強 |
第10位は数研出版の「チャート式」シリーズです。
昔からある有名な参考書で、基礎的な問題から難易度の高い問題まで、全ての種類の解法と解説が書いてあります。
主に中高一貫校・私立中学校の生徒が使っていることが多いです。
公立中学の生徒も将来的に難関高校・難関大学を考えている場合は積極的に使っていくと良いですね。
昔からの単調なデザイン・構成なので、どんどん自分で問題を解いていける意欲の高い人向けといえます。
中学生におすすめの単語帳は?
中学生向けの単語帳も数多く出版されています。
単語帳というと高校生から本格的に取り組んでいくイメージがありますが、中学生のうちから単語力を鍛えておくと、高校入試・大学入試でライバルに大きく差をつけられます。
単語帳も使いやすいものからマニアックなものまで差が激しいので、しっかり見極めることが大切。
詳しくはこちらで解説しています。

自分にあった単語帳を選んで英語の基礎力を高めていきましょう。
(まとめ)中学生向けの参考書・問題集は自分のレベル・使う目的にあったものを選ぼう
参考書や問題集は自分の使う目的を最優先にして選択することがコツです。
1位のスタディサプリのようにどの層が使っても効果が得られるものから、最高水準問題集のように現時点で偏差値が高い人向けのものと差が激しいのが現状。

自分(お子さん)にあったものを選んで、コツコツ実力を積み重ねていきましょう!