こんにちは、塾講師のはやてです。
中学校の行事の中で、大きな比重を占める「定期テスト(定期試験)」。
本人であれば「またか、もう嫌だ・・・」と不安になり、親であれば「うちの子は大丈夫かな・・・」と心配になりますよね。
実際どの都道府県でも、内申点を上げることが高校入試の最優先事項です。
そして内申点を上げるのに一番大事なのが定期テストなので、入試のためにも定期テストは結果を出さないといけません。
- 「俺・私はそんなに賢くない!」
- 「うちの子は頭がいい方じゃないし」
と思う人もいるでしょう。
ただ、結論から言うと学校の定期テストであれば誰でも90点以上を狙うことはできます。
実際私は塾の現場で教鞭をとっていますが、直近のテストでも塾内クラス平均92点と91点の科目がありました。
しかもその塾では一番の下位クラスです。
コツさえ掴めれば、誰でも定期テストなら高得点は取れますよ。
(もちろん、模擬試験はそう簡単にはいきません!)
Contents
定期テストの準備は1ヶ月前からすべし
まず、90点以上を取りたいならテスト勉強は1ヶ月前からやりましょう。
よくあるのが、テスト週間(1週間前)から始めるパターン。
大体の場合は、提出物に追われて実際のテストは大ゴケします。
皆さんも経験はありませんか?
テストギリギリに勉強を始める
↓
時間がないから焦って提出物をやる
↓
内容が頭に入ってなくてテストで爆死する
これがいわゆる、あるあるパターンですね。
私は自分の生徒には必ず1ヶ月前から始めてもらっています。
定期テストは、理解→暗記→問題演習のサイクルを繰り返すだけで高得点が取れます。
テストの3・4週間前=わからないところをなくす
テストの3・4週間前は、ひたすら授業内容を理解する期間です。
塾では、(宿題で)テスト範囲の内容に関するワーク(解説+問題)を解いてもらいます。
わからないところは、持ってくるようにいい、少なくともテスト範囲で
「ここは全くわからないなあ」
という理解しづらい単元をなくす期間です。
- 英語:主に文法
- 数学:図形や関数
- 理科:化学・物理分野
- 社会:歴史の流れや地理の理解
国語は直前でも間に合うので、後回しで大丈夫です。
テスト2週間前=暗記系をできるだけ片付ける
テスト2週間前はひたすら暗記系をつぶします。
- 英語:単語・熟語
- 数学:公式
- 国語:漢字
- 理科:言葉を覚える
- 社会:言葉を覚える
理科と社会は、3~4週間前に大まかな流れを理解しているはずなので、ここでは覚えることに徹します。
例えば塾では、授業前に1問1答式のテストをしたり、覚えることをメインにした宿題を課しています。
いくら理解していても覚えていなければ何の意味もないので、この2週間前は非常に重要ですよ。
本当に覚えたか確かめるための工夫をやっていきましょう。
テスト1週間前〜テスト当日=解いて解いて解きまくる!
テスト1週間前〜テスト当日までにやることは、今までの理解と暗記を元に問題演習をしまくること!
とにかくテスト範囲の問題を大量に解きましょう。
一番大事なのは、学校で配られている問題集です。
先生も人間なので、毎回毎回手の込んだ問題ばかり作ってくるわけではありません。
学校のテストの約5割が問題集をいじったものだと思ってください。
まずは、学校の問題集を全部解き切って解けない問題がないようにしましょう。
一通り全部解けたら、次は教科書準拠のワーク(問題集)を購入してひたすらに解きまくりましょう。
オススメは、教科書トレーニングです。(書店だと品揃えが悪い可能性あり)
アマゾンや楽天市場で、自分の学年・教科書にあったものを教科分買って解くべし!
定期テスト対策で使用する教材は?
定期テスト対策は、理解→暗記→演習のサイクルで誰でも結果を出せます。(嘘っぽいかもしれませんが、そこまで本気でする生徒がそもそもいません)
その時に使うべき教材のオススメを紹介します。
理解
3〜4週間前にやる理解は一番時間をかけないといけません。
理解していないのに、暗記をしても、いざ問題が出た時に答えを引き出せないからです。
理解に最も適した教材は、学校の教科書とノートです。
問題は全てこの2つの範囲から出題されます。
「じゃあ教科書で勉強してね!」
といっても正直、自分でガリガリできない生徒はなかなか厳しいですよね。
- 読んでても味気ない
- わかりやすく書かれているわけではない
- 文字を読んで理解するには、ある程度の力が必要
塾だとライブで先生の説明が流れるので印象に残りますが、自分でひたすら読んでても勉強が好きじゃない生徒にはかなり酷です・・・
そこで、私が一番推しているのが「スタディサプリ」という動画授業。
業界屈指のプロ講師がやっている学校の定期テスト対策の授業を、月額980円で受けられます。
2週間の無料体験ができるので、しっかりと基礎から理解して定期テストで高得点を取りたい人は試してみましょう。
定期テスト対策をしない塾に通っている生徒さんにもぴったりです。
もちろん、自分で教科書を読んで理解できるならそれに越したことはないですよ!
暗記・問題演習
暗記はそもそも理解していないと絶対に頭に残りません。
なので、理解のパートが一番大事です。(理解していれば、自然と覚えられます)
暗記するには、
- 印象的に覚える
- ひたすら繰り返す
のどちらかをする必要があります。
スタディサプリや塾の授業で印象に残すのもいいですし、学校の問題集を解きながら覚えていくのもよいですね。
仕上げの問題演習には、教科書トレーニングを使いましょう!
綺麗なノートを作る必要は全くない!
真面目な女の子に多いのですが、定期テストで点を取ることと綺麗なノートを作ることは無関係です。
気持ちはわかりますよ、教科書をまとめたり問題集をまとめたりして勉強してしまうことを。
ただ、自己満足に陥って結局は何も覚えていないし理解していないことがほとんどです。
経験からだけの言葉で申し訳ないですが、ノート作りをしている生徒で優秀な生徒を今まで見たことがありません。
提出用以外のノートを綺麗に作っている暇があったら、1問でも多くの問題を解きましょう。
国語は”1週間前”からノートと教科書の問題を中心に勉強する
国語は、定期テストでは特殊な科目でテスト内容の文だけ暗記していれば結果が出ます。
「模試では国語が得意なのに、定期テストでは平均点いかない」
という生徒が多いのもそういう理由です。
「定期テストの国語は勉強なしでいっている」生徒も多いので、勉強するだけで差をつけられます!
基本は、
- ノートをじっくり読み込んで出題ポイントを覚える
- 教科書の最後のページの問題を丁寧にとく
というこの2点が重要です。
国語は教科書マスター(教科書ガイド)を覚えているだけでもかなり大きいので、国語だけは購入してもよいですね。

まとめ:目的を持ってテスト対策の勉強をしよう
定期テストで結果を出すには、目的を持って勉強をしましょう。
理解していないのに暗記はできないし、ノートを丁寧に作り込んでも脳には吸収されません。
理解→暗記→問題演習のサイクルを守ってひたすら数をこなすことが大事です。
この中で一番大事なのは、理解です。
丁寧にわかる時間を作らないと絶対に点数は伸びません。
自分でできない場合は、塾に通うでもいいし、スタディサプリを始めてみるでも構いません。
前回のテストで悪かったということはこのまま続けても必ず悪い結果になるということ。
- 1ヶ月前から定期試験対策を始める
- テスト範囲の内容を理解する時間を十分に取る
- 1・2週間前には問題演習に取りかかる
この3点を守るだけでも、90点以上は問題なく取ることができます。
